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Anywhere Else
Story
「幸せだったよ……」
彼女は何度もその言葉を繰り返して、そして、星の階段をのぼり、月の扉を開けた——
二十世紀の後半から、ゆっくりと地球の気温は上がり始め、少しずつ海の面積が増えていく。
世界地図の形が日々、変わっていきこの世界の滅びの前兆に、誰もが気付いていたそんな中でも、人々の生活は変わることなく、今まで通りの日常を送っていた。
そんな、ある日俺たちは出会い、恋をした——
事故に遭ってかつぎ込まれた病院で、その少女と出会った。
少女の名前は織姫 星 (おりひめ あかり)、入院のエキスパートと微笑む笑顔が可愛らしく、どこか儚げでその笑顔を守ってあげたくなる……そんな女の子だった。
同じ年、同じ学園の学生だと言うことで、俺たちは毎日会うようになり、話をして笑い合い—— そして恋をした。
その恋はたった一つの恋だと信じて——
物語の始まりは病院で出逢った 『織姫 星』 の物語です。
そして、一つの物語のあとは別々の物語へとその想いは受け継がれていきます——
幼なじみの少女・川越 小枝子 (かわこし さえこ)。
従妹で妹的な存在・沖奈 こるん (おきな こるん)。
同じ年だけど優しい姉のような・八香月 千鶴 (はちかづき ちづる)。
そして、主人公と同じく心に深い傷を負った少女・花咲 卯里 (はなさき うり)。
それは、終末の風景の中で語られる恋物語。
海の欠片のようにきらきらと煌めく五つの物語が始まります。
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